【新サービス】「toitta流KA法ひとまわしワークショップ」の提供を開始しました
toittaチームではこの度、デザインリサーチやマーケティングリサーチなどのインタビュー調査結果の分析プロセスで用いられる「KA法」の実践を支援するワークショッププログラム「toitta流KA法ひとまわしワークショップ」の提供を開始いたしました。
詳細は以下よりお問い合わせください。
「KA法」とは
製品・サービスの開発や改善、またはマーケティング施策への活用などを目的としたインタビュー調査では、リサーチ対象者から得た質的データである発話情報の分析にさまざまな手法が用いられています。そのひとつである「KA法」は、リサーチ対象者の発話情報から得た「出来事」というデータに「心の声」と「価値」という解釈を加え、抽象化を行っていくことを通じて本質的な価値を抽出する分析手法です。
「KA法」での分析によって、リサーチ対象者の抱える本質的なニーズに迫り、製品開発やマーケティングの意思決定に活用できるインサイトを、分析者のスキルに依存せず再現性をもって見つけることが可能になります。さらには異なる職種のメンバーが協働しながら実践することで、共通認識を育む試みとしても有用です。
「KA法」の課題と「toitta」
「KA法」は非常に有効な分析手法である一方で、実践においては、発話情報のテキスト化やデータとして扱うための適切な形式への変換(切片化・コーディング)など、分析に使うための前処理の作業に多くの時間や工数を割かなくてはいけないという課題がありました。
また、分析プロセスにおいても、適切な分析には体系的な知識と経験による習熟が必要な局面が多く、インタビューを実施しても精緻な分析を行うことが困難であったり、組織の運営サイクルに合致するような実施体制が確立できないといった課題を持つ企業も多い状況です。
こうした課題を解決するため、AIを活用した発話分析ソリューション「toitta」を開発し、2024年10月に正式リリースしました。「toitta」は、リサーチャーが発話情報の分析に至るまでのスピードを高精度な書き起こしと切片の生成で加速するとともに、切片を活用した深い洞察によるインサイトの発見、仮説の精緻化などの分析プロセスをサポートします。
トレーニングプログラム「toitta流KA法ひとまわしワークショップ」
このたび提供を開始した「toitta流KA法ひとまわしワークショップ」は、「toitta」を使って「KA法」の実践を支援するトレーニングプログラムです。
「toitta」の開発においてもKA法を活用してきた開発メンバーが講師となり、出張ワークショップ形式で最短3時間でKA法を実践していただくことが可能です。
はてなでは、特定非営利活動法人人間中心設計推進機構(HCD-Net)主催のセミナーにて、過去2回ほど「KA法」のワークショップを実施してまいりました。
- 参考:HCD-Netによる開催レポート
「toitta流KA法ひとまわしワークショップ」は、大変好評をいただいたセミナーでのプログラムをベースに、訪問先企業に合わせてカスタマイズしたワークショップを通じて、「KA法」を実践いただけるトレーニングプログラムです。
プログラム構成
- 「toitta」を使った「データ生成」
- 「toitta」を使った「データ(動画/書き起こし/切片)の理解」
- 「toitta」を使った「KA法(切片グルーピング/分析)の実践」
- レポートの発表・共有
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