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2025-01-16

KA法(本質的価値抽出法)とは? - リサーチ用語集

KA法(本質的価値抽出法)とは

「KA法(本質的価値抽出法)」は質的分析(定性分析)における親和図法のひとつ。ユーザー調査から見いだした「出来事」を「心の声」「価値」と抽象化を重ねることで、ユーザーの心理における本質的価値を探ります。UXデザイン・UXリサーチ、人間中心設計、サービスデザイン、デザイン思考などの分野を中心に用いられています。システム・製品・サービスの開発や改善、マーケティング施策に活用されます。

紀文食品の浅田和実氏が、新商品開発のためのマーケティング手法として考案し、千葉工業大学の安藤昌也氏がユーザー調査の分析手法として使いやすいようカスタマイズし、発展させました。なお、川喜田二郎氏の「KJ法」と名前が似ていますが、別のものです。

KA法の特長

分析者のスキルに依存せずに、再現性のあるインサイトを得られる点が特長です。近しい質的分析法であるグラウンデッド・セオリー・アプローチ(GTA)やM-GTA(修正版GTA)に比べ、シンプルで習得しやすく、短時間で分析できる傾向にあります。さらに異なる職種のメンバーが協働して実践することで、共通認識を育む手段としても役立ちます。分析材料として、ユーザーインタビューで得られた発話や、ダイアリー法で得られた記録を用いるケースがよく紹介されています。KA法の分析結果は「価値マップ」と呼ばれる親和図になります。

具体的な使用例として、日本ウェブデザイン株式会社の羽山祥樹氏が、資格試験を受ける人のモチベーションをKA法で価値マップ化した実例をFigmaで公開しています。興味がある方は、ぜひ以下のリンクを参考にしてください。

監修者

日本ウェブデザイン株式会社
代表取締役CEO 羽山 祥樹

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