ベータ版から大幅進化。精度と体験を刷新したask toitta正式版をリリースしました | 無料トライアル10倍キャンペーンも実施中
こんにちは!toitta開発チームの米山(id:yone-yama)です。
本日、「ask toitta」の正式版をリリースしました。 2025年6月にベータ版をリリースして以来、多くのお客様にご利用いただく中で得たフィードバックをもとに、正式版ではAIによる発話抽出・分析精度の改善と、使いやすさの進化という2つの軸で大幅なアップデートを行いました。
現在すでにtoittaをご利用中のお客様は、お手元の環境からすぐに当機能をご利用いただけます。また、当機能の正式リリースを機に、toittaをこれから導入検討いただく場合の無料トライアルの利用枠を10倍に拡大してご提供します。
進化したask toittaをぜひご利用ください!
ask toittaとは
「ask toitta」は、知りたいことをtoittaに質問するだけで、蓄積されたインタビューデータを横断的に探索し、「ファインディングス(発見)」を複数提案する機能です。
これまで、過去に行ったインタビューデータの探索・抽出などの作業には相当の時間と、一定の専門スキルを要するものでした。そのため、過去のリサーチ結果という貴重な資産が死蔵されてしまう、職種・職能を跨いで活用される状態にならない、といった課題がありました。
ask toittaではこうした課題を解消するため、独自のAIエージェントによる横断的な発話探索・分析機能を提供します。知りたいことを質問形式で問いかけるだけで、AIがその意図や観点を汲み取り、意思決定を助ける発見・根拠となる発話を「ファインディングス」として抽出します。
ask toittaは昨年6月にコア機能を備えたベータ版をリリースし、以降およそ半年にわたりお客様からのフィードバックを収集してまいりました。実際にご利用いただく中で見えてきた課題や、新たに発見された様々なユースケースに対応すべく改善と検証のサイクルを重ね、この度の正式版リリースを迎えています。
正式版で進化したポイント
今回ご提供する正式版では、ベータ版と比較して「精度改善」と「使いやすさ」という2つの軸を中心にアップデートを行いました。
1. 精度改善 … 質問の解析・発話の探索・結果生成の精度向上
ask toittaは、質問をもとに計画・検索・分析・評価・統合などの手順を経て回答を生成する、AIエージェントの技術を活用した機能です。今回提供する正式版では、その中でも特に「質問文から意図を読み取る解析精度」「発話を探索する際の網羅性・関連性」 「結果(ファインディングス)の生成精度」という3つの処理に注力して改善を行いました。
1-1. 質問文の解析
ユーザーが質問の意図をより正確に理解し、最適な検索戦略を立案できるようになりました。
| 改善項目 | 内容 |
|---|---|
| 質問パターンの分類 | 質問の主旨をパターンに自動分類し、主旨によって後続の検索・分析戦略を最適化するように構造化しました。分類されるパターンは「理由や因果関係」「属性別の分類」「改善策の提案」など多岐にわたります。 |
| “観点”の追加 | 質問をもとに、どのような「観点」で分析すべきかを検討するようになりました。 例えば「なぜユーザーは新機能を使わないのか?」という質問に対しては「認知度」「使いやすさ」「機能の理解度」といった可能性のある分析観点を複数考えることができます。 |
1-2. 検索の網羅・関連性向上
大量にあるインタビューデータから質問に関連する発話を適切に抽出するため、検索アルゴリズムを改善しました。
| 改善項目 | 内容 |
|---|---|
| 網羅性の向上 | 複数のクエリを並列に検索する方式により、多様な観点から広範に発話を探索できるよう改善しました。 |
| 関連性の向上 | 大量のデータから質問の意図と合致する発話のみを適切に抽出できるよう、関連度の低い発話・ノイズとなる発話の除去をはじめとした精度改善を行いました。 |
1-3.結果の生成精度向上
抽出した発話をもとに、より深い洞察と読みやすい形式でファインディングスを生成できるよう改善しました。
| 改善項目 | 内容 |
|---|---|
| 深く正しい洞察 | 因果関係、妥当な仮説、新視点の提示など、推論処理によってより深い洞察を行えるように改善しました。また、分析結果の品質を評価し、根拠のある発見のみを次のステップに渡します。 |
| 対象の明確化 | 「AとBを比較する」場合におけるA/Bを正確に分離する処理や、「時系列で一覧する」といった指示を考慮できるような、「質問の対象」を正確に理解する改善を行いました。 |
| 文章構造の精緻化 | 一見して内容が理解できるよう、MECEである(要素の重複や観点の抜けがない)ことや、情報の粒度が統一されていること、要約が簡潔に示されることなどを重視した改善を行いました。 |
2. インターフェースの改善
分析結果をより活用しやすくするため、複数の新機能を追加しました。
2-1. 「分析のアプローチ」の表示
問いに対して、AIがどのような観点で分析を行っているのかをリアルタイムで表示します。生成中に進捗状況が表示され、どのインタビューから何件の発見があったかが一目でわかります。
分析結果そのものだけでなくその過程も確認できることで、分析結果への理解を支援する機能と位置づけています。
2-2. ファインディングの編集機能
AIが生成したファインディングを編集する機能を拡充しました。ファインディングをライブラリに保存する際に、見出し・本文の編集や、「関連する発言」の削除などを行えるようになりました。これにより、出力されたファインディングをそのまま活用するだけでなく、「たたき台」としてご自身の言葉で更に磨き上げることができます。
2-3. 検索ボックスからask toittaに質問
先日提供を開始した「横断検索機能」とask toittaを統合し、同じ検索バーから両機能を利用できるようになりました。入力時に横断検索とask toittaを選択できるほか、入力されたテキストの末尾に「?」があるかどうかで利用する機能を自動判定します。
| 入力例 | 動作 |
|---|---|
ユーザーが有料プランに移行しない理由は? | ask toittaが回答 |
有料プラン 移行 | 横断検索 |
その他の改善
他にも、ask toittaによる発話抽出・分析の結果への理解を助ける改修を多数行っています。(今回の正式版リリースより前に先行して提供している機能を含みます)
- 目次の改善: 各ファインディングスの先頭に目次を表示し、全体像を把握しやすく
- 関連する発言の折りたたみ: 読むべき文字量を削減し、スレッドの構造を視覚的にわかりやすく
- 発話選択時のドロワー表示: ファインディングの根拠となる任意の発話を動画つきで確認
- ライブラリ(ファインディングの保存): 任意のファインディングを保存しておき、「ライブラリ」から一覧

無料トライアル10倍キャンペーン
ask toittaの正式版リリースを機に、まだtoittaをご利用でないお客様にご利用いただける無料トライアルの利用可能枠を10倍に増やすキャンペーンを行います。これまでの無料トライアルは最大3時間分の動画・音声をアップロードいただけるものでしたが、ask toitta正式版をお試しいただける場合はこのアップロード可能枠を10倍の30時間分ご利用いただけます。
過去実施したインタビューの録音・録画ファイルが数件でもお手元にあれば、ask toittaの価値を充分に感じていただけるはずです。ぜひこの機会に、ask toittaをお試しください。
今後の展望
toittaはこれまで、インタビュー実施後の工程(発話のデータ化、分析、組織内での共有)を支援することにフォーカスを当てて機能開発を進めてきました。今後も、インタビュー後工程の支援を目的とした機能開発・改善は継続して行っていきます。具体的には、以下のような改善・追加を予定しています。
- 書き起こし・話者分離・切片などのAIによる出力精度改善
- 各種データの編集支援機能の拡充
- テキストファイルなど動画・音声ファイル以外からのデータインポート機能
- 既存のレポート・グルーピング機能の拡充
- アクティビティログ/操作制御など管理者向け機能
一方で、インタビューのような対話を伴うリサーチ活動においては、後工程だけでなく前工程(調査設計、リクルーティング、実査)にも引き続き未解決の課題が多く残っていると認識します。2026年からは、この前工程への支援にも新たに模索・挑戦をしていきます。
具体的には、本年よりAIによるインタビュー実査そのものへの支援の研究開発を進めていく予定です。リサーチ活動の中でおそらく最も難しい「対話」という工程を、AIが支援する方途を探っていきます。
AIによるtext-to-speech技術の進化に伴い、人間の対話をAIが支援・代行する手段は急速普及しつつあります。ただし、こと「ユーザーインタビュー」のような専門領域における対話を行うにあたっては、汎用的な手段では解決できない課題がいまだ多く残っていると考えます。
これからtoittaがインタビュー実査支援の研究開発にチャレンジするにあたっては、toittaの製品開発・事業運営で得た知見を活用し、調査者・調査対象者という人間の介在価値と、AIによる情報処理の力を組み合わせ、これまでにない新たなインタビュー体験を創出していきたいと考えています。
toittaは、ご利用いただくみなさまが「(ユーザー・顧客が)『なんと言ったか』に深く向き合える」ようになることを目指すプロダクトです。将来的には「なんと言ったか」を集める前工程から、その声に深く向き合うための後工程までのプロセス全体をtoittaが深く支援する未来を目指します。
今後さらに飛躍的な進化を遂げていくtoittaに、ぜひご期待ください!