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Case Study

声がチームをつなぐ。コネヒトのユーザー起点のプロダクト開発

コネヒト株式会社
  • IT・ソフトウェア・SaaS
  • 従業員数:51〜100名
  • プロダクト開発チーム

家族向けサービスを展開するコネヒト株式会社。同社のサービスである妊活・妊娠・出産・子育ての疑問や悩みをテーマに扱う、ママたちのためのコミュニティアプリ「ママリ」は、日々ユーザーの声を元に改善を続けています。一方で、リサーチの分析作業や情報共有の方法に課題を抱えていました。今回は「ママリ」のプロダクトマネージャー田中さんに、toitta導入の経緯とその後の変化について伺いました。

エンジニアからPdMへ。ユーザー理解を軸にしたプロダクト開発

──田中さんの現在の役割と、これまでのご経歴について教えてください。

田中さん:現在、ママ向けQAコミュニティアプリ「ママリ」のプロダクトマネージャーをしています。もともとは同アプリのサーバーサイドエンジニアでしたが、前任のPdMと共にプロダクト設計に深く関わるうちに、プロダクトマネジメントに興味を持つようになりました。「まずは挑戦してみよう」という気持ちでPdMに転身し、現在2年目を迎えています。

──実際にPdMになられてから、感じたギャップや課題はありましたか?

田中さん:エンジニア時代はビジネス視点で物事を見る経験が多くはなかったので、ビジネス感覚をキャッチアップするのが課題でした。また、PdMになって感じたもう一つの難しさが意思決定です。エンジニア時代は、正確さや理由付けを重要視していたため、完全な情報が揃わない状況で素早く判断することがなかなか難しいと感じました。

──どうやって判断することに慣れていったんですか?

田中さん:エンジニア時代からインタビューには積極的に参加していたので、自分がPdMになった時にも当たり前のこととしてインタビューは活用しようと考えていたんです。そんな中で次第に 「ユーザーの声を軸にする」という判断の基準を持つようになりました。最初は苦労したのですが、徐々に、ユーザーの声や直接的なフィードバックを重視した判断ができるようになり、自信を持てるようになりました。

──チームとしてもユーザーの声を大事にする風土はあったんでしょうか?

田中さん:はい。今までもユーザーの声を共有することで、チーム全体が納得できる根拠を持てることが多くありました。だからこそ、「ユーザーの声を起点に考える」ことが、チーム全体の共通言語として自然に根付いていったのだと思います。

toittaチームのインタビューにお答えいただく、コネヒト株式会社・田中さん

分析作業の負担と属人化に課題

──toitta導入前は、インタビュー後にどんな工程を踏まれていましたか?

田中さん:インタビューの議事録を手動で書き、そこから分析のための切片化も手動で行っていました。そのため、とにかく時間がかかっていました。1件のインタビューにつき1時間以上、場合によってはその倍の時間を費やすことも珍しくありませんでした。また、チームへの情報共有の方法が定まっていない状態でした。

──分析作業のどんな部分が負担でしたか?

田中さん:一番は切片化ですね。「最小単位で意味を区切る」という作業が非常に手間なのに加えて、正しい区切り方を見つけるために悩みながら進めることが多かったです。さらに共有のための整理もしなければならず、プロセスが属人的になりがちでした。

toittaの導入で分析工数が激減。情報共有の速度がアップ

──toittaを導入してから、どのような変化がありましたか?

田中さん:最大の変化は分析作業の工数が劇的に減ったことです。今はインタビュー後、toittaに音声データをアップロードすると、切片化やグルーピングまで自動で実施してくれます。以前は1件あたり1時間以上かかっていた作業が、20分以内で終わるようになりました

──導入後のチームの反応はいかがでしたか?

田中さん:非常にポジティブでしたね。自動で整理された情報を元にした議論が活発になり、情報の共有のスピードも上がりました。

ユーザーの声がつなぐ、職種を超えた共通認識

──その他、チーム内での変化はありましたか?

田中さん:発話ごとのURL共有機能を使って、チームメンバーへの情報共有が格段にスムーズになりました。特にクロスレポート機能は、複数のインタビューを横断的に見ることができるので、チームとしてユーザー理解が深まるきっかけになっています。また、toittaの中に情報が蓄積されていくので、過去のインタビューを振り返りやすくなったことも大きな変化です。

クロスレポート機能とは、任意に設定した設問やトピックに基づき、複数のレポートを横断して表形式に整理する機能です。(画像はサンプルです)

──toittaのURLで社内共有いただいているのは、うれしいですね。

田中さん:そうなんです。他チームが検討中の機能に関するユーザーの声があれば、該当箇所の発話URLをコピーして、Slackに「こんな声がありましたよ」と、共有もしています。今までは、ドライブに動画をアップロードした上で、タイムスタンプを付けて説明していましたが、受け取る側もワンクリックで該当の発話にジャンプできるためキャッチアップが格段に楽になりましたね。

──それによってチームの意思決定プロセスにも変化はありましたか?

田中さんエンジニアやデザイナーなど、異なる役割のメンバー間でユーザー像に関する認識が揃うようになりました。そのため、施策の具体化や次のアクションへの移行がスムーズになったと感じています。

──最後に、今後のtoittaに対して期待していることを教えてください。

田中さん:toittaがリサーチの質をさらに高め、プロダクト開発にとって重要なユーザーの声をより深く扱えるよう支援してくれることを楽しみにしています!


ユーザー理解への思いを軸に、分析工程の工数削減と、情報共有の質向上を実現したコネヒト株式会社。toittaの活用を通じてリサーチの早さと深さを向上させ、プロダクトの意思決定にインパクトをもたらしています。今後もユーザーに寄り添い、より良いサービスを届けていく同社の取り組みに期待が高まります!

撮影:小野奈那子

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